完全試合を無しにした一球と高校野球の関連性
ナショナルズのマックス・シャーザーが完全試合目前の27人目の打者を塁にだし、完全試合を逃しました。
その後、ヒットを打たれることなく試合終了したため、ノーノーは達成したものの、完全試合を逃した1球が物議を醸しています。
そのデッドボールの動画がこれ。
避けてないどころか、むしろ当たりにいっている感がありますね。
これがデッドボールではなくボールと判定されていたら結果が違ったかもしれません。
すくなくとも避けれるボールに見えますし。
高校野球でも似たシーンが
高校野球でも似たようなシーンをよく目にします。
バッターがことごとくインサイドギリギリのところに立って少しでもインサイドに外れるとデッドボールになるような構えをする選手が少なくありません。
その結果、ピッチャーが外中心に投げざるを得なくなります。
バッターはインコースを捨てて、外のボールを中心に狙えますから打ちやすくなります。
シャーザーの完全試合をのがしたデッドボールと高校生の構えは共通点があります。
それは肘にプロテクターをできること。
シャーザーから死球をうけたときに、「カチン」というプラスチック音が響いています。
たぶんプロテクターをしてなかったら当たりにいってませんよ。
ケガしたらシャレになりませんから。
高校生が打席ギリギリにたつのも同じ理由です。プロテクターに当たるなら痛くないです。
シャーザーが完全試合をのがしたのは正直どうでもいいです。
彼ほどの投手が完全試合を逃したところで、MLBを代表するピッチャーという評価は変わりませんから。
でも高校野球ではちょっと卑怯な気がしてしまうんですよね。
投手が不利になるというか。また、そうした構えの打者のせいで、ノビシロまで奪われることになりかねませんからね。
覆いかぶさって打席にたつような打者には、審判もそれなりの対応をして欲しいところです。